税理士事務所への不満として一番多いのは、担当税理士が頻繁に変わる、というものです。税理士の立場からしても、担当が変わるというのは、新任の税理士にとっては内容が不明な点も多く、お客様にとってもメリットは全く無いと考えております。

税理士事務所は税理士が複数在籍しているものの、大きく分けて「開業税理士（税理士法人であれば社員税理士）」と「所属税理士」に分かれます。簡単に言うと、開業税理士は社長であり、所属税理士は会社員という位置づけです。その所属税理士が転職や独立をした際にはお客様自ら解約の手続きをしない限り、その所属税理士が在籍していた組織の別の担当が付くことになります。

これが担当者が頻繁に変わる理由ですが、実は平成26年3月より所属税理士については、あらかじめ委嘱者ごとに使用者である税理士又は税理士法人から書面による承諾を得ることにより、所属税理士が他人の求めに応じて自ら委嘱を受けて税理士業務に従事できることとされています。

当該制度を利用している税理士事務所は皆無ですが、当税理士法人では各所属税理士が100％当該制度を利用し、お客様から直接業務を受任致します。 従って、お客様は各税理士と直接契約を行うため担当者が変わる、ということはあり得ないのです。